詩の紹介

平塩清種の代表的な詩の世界です。
感動叙情詩の世界とは、今あなたがこれらの作品を読んだ後の余韻の世界をいいます。

  さよならは言わないで  

別れの時

さよならと言わないで下さい

いくつ春を超えようと

いつの日か

また会えるという

ほんの僅かな期待でも

残しておいてほしいのです

だから

さよならは言わないで
 
 
決心

しとしとと降る雨の中

あなたの大好きな
あじさい

紫陽花の花をもって

あなたのもとに歩いていこう

そして今度こそ

夢がみたいと

今度こそ

まっすぐ目をみて

きっと言う
 
 

  終のいのち  

眠りを覚ます夜半の雨音

絶え間なく

ただ絶え間なくひたすらに

無心に雨が降り続く

降り頻るなら 雨よ

心の憂いを流し去れ

降り荒ぶなら 雨よ

兄の逝く道 浄めいけ

兄よ 今

急ぐ命にせかされて

どこを歩くか 穏やかに
 

  命の灯

母さん

目をあけて

息をして

母さんに

してあげたい事いっぱいある

親孝行したい事いっぱいある

私が母さんに

してあげる事がなくなるまで

目をあけて

息をして
 

 
憂いを越えて

冬型の気候がくずれ

南の暖気と北の寒気が

激しくぶつかり合うと

野や山を大南風が吹く

冬を追いたて春を呼び込む春一番

この風と一緒に

すべての憂いを流せたら

その時にこそ もう一度

私はあなたに会いにいく
 

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